お知らせ
令和1年度お知らせ
2019年鮎特別採捕情報~黒磯地区~
2019-05-26
5月21日に予定していた特別採捕ですが大雨による増水に伴い延期となり、先日25日に那珂川の黒磯地区にて友釣りによる鮎の特別採捕を行いました。
前回の増水により、川底がきれいになり現在の河川状況は良い状態です。昨日は水温が10時時点で14.6℃と低い中での調査となりました。
調査内容は、放流魚・天然魚の割合、放流魚・標識魚の成長度合い等について
調査時間は、午前9時00分から正午12時00分の3時間で行いました。
調査区間は、鳥の目キャンプ場より鉄橋までを下記の通りに3つの区域
1.鳥の目キャンプ場 ~ 金岩 採捕者 4名
2.河畔公園 ~ 晩翠橋 採捕者 3名
3.晩翠橋 ~ 鉄橋 採捕者 3名
に分けて調査を行いました。
特別採捕の釣果は、
区域1で 37尾
区域2で 85尾
区域3で 77尾 合計199尾となりました。
内訳で見ると放流魚が154尾と天然魚が26尾で標識放流魚が19尾。
割合は、天然:13% 放流:77% 標識:10%となっています。
放流魚の平均全長・体重は、
区域1で 14.8㎝ 27.7g
区域2で 15.1㎝ 31.0g
区域3で 15.8㎝ 33.2g となりました。
今年は、黒磯地区も平均サイズが5gと小型の鮎を放流しています。
今回の区域には4月14日、15日、16日に放流をしました。
放流日から今日まで40日~42日が経過しています。
また、4月14日の放流は、アブラビレを切って標識とした平均4.4gの鮎を河畔公園前に放流しています。標識魚の調査内容は、5g以下の鮎を4月前半に河川へ入れた場合の成長率や放流後の移動幅等を調べる事を目標としています。こちらの標識放流の詳細につきましては、後日専用ページを作成致します。
黒磯地区も渇水に陥っており、成長が心配されていましたが今回の結果からみるとちゃんと成長してくれていました。放流魚、天然魚ともほぼ同じサイズになっていました。
今回の調査区間の中では、河畔公園前に放流した標識魚は、区域1で5尾、区域2で14尾、区域3で0尾となっています。こちらの結果を見ると降っている魚は確認できていないため現在のところでは移動・成長ともに放流は順調です。
解禁まで残すところあと1週間となりました。先日の雨以来晴れが続いており、約1mから増水した水位も少しづつ下がってきています。解禁までの天気予報では、大きく崩れるような予報ではありません。
現在の河川状況は、良い状態となっていますので解禁までお待ちください。
調査の終了後は、水産試験場職員の方立会いの下、放流魚・天然魚の割合、全長、魚体重の測定をしました。
今回の結果についての詳細は、現在集計しております。簡易結果は出来たため公開していますが、詳細なデータにつきましたは後日まとめたものを公開しますのでそちらをご確認ください。
特別採捕の様子・結果
詳細なデータが出来ましたので、画像ファイルを更新しました。