お知らせ
令和1年度お知らせ
2019年鮎特別採捕情報~黒羽地区~
2019-05-20
本日5月20日に那珂川の黒羽地区にて友釣りによる鮎の特別採捕を行いました。太陽は出ていましたが、風が強く吹く中での調査となりました。
調査時間は、午前8時50分から午前11時50分の3時間で行いました。
調査区間は、歩道橋より黒羽浄水場までを下記の通りに3つの区域
1.歩道橋~那珂橋 採捕者 3名
2.那珂橋~松葉川合流点 採捕者 3名
3.松葉川合流点~黒羽浄水場 採捕者 4名
に分けて調査を行いました。
特別採捕の釣果は、
区域1で 29尾
区域2で 34尾
区域3で 12尾 合計75尾となりました。
内訳で見ると放流魚が36尾と天然魚が39尾で天然魚の割合は、52%となっています。
今年は、平均サイズが5gと小型の鮎を放流しています。今回の区域には4月4日と8日に放流をしました。放流日から今日まで43日、47日が経過しています。
今日の結果では、放流魚の平均体重が
区域1で 41.2g
区域2で 38.8g
区域3で 35.7g となりました。
河川での鮎の成長は1日1g育つと言われています。池から河川へ入り環境の変化に対応するまで7~10日を見て、順調に育てば33g~37g成長し、38g~42gになっていれば成長率が良かったと言えます。
今年もここ数年続いている渇水に陥っており、成長が心配されていましたが今回の結果からみると渇水状況の中でもちゃんと成長してくれていました。
今晩から明日にかけて、大雨の予報となっています。そして、深山ダムが満水近くなっていることもあり明日の雨の降り次第ではダムの放水も予想されます。
場所によっては石が曇っているような所もあるので、明日の雨で一度川底をきれいにしてもらい解禁までの約2週間、明日の雨を乗り切ってこのまま成長して欲しいところです。
調査の終了後は、水産試験場職員の方立会いの下、放流魚・天然魚の割合、全長、魚体重の測定をしました。
今回の結果についての詳細は、まとめたものを公開していますのでそちらをご確認ください。
特別採捕の様子・結果